MWCが核兵器廃絶声明に署名

広島と長崎への原爆投下から75年の今年、メノナイト世界会議(MWC)は核兵器の廃絶を求める宗教者の声明を共同で発表しました。声明にはMWCのほか、クエーカー、ブルーダーホフなどの歴史的平和教会、バプテスト、カトリック、正教会、長老派、メソジスト、ユニテリアンなどの他教派団体、世界教会協議会、国際友和会、パクス・クリスティやソージャナーズなどのキリスト教団体、ユダヤ教改革派、円仏教、創価学会インターナショナルなどの他宗教団体が参加しています。

声明では、核兵器の存在が人間の生命と環境(被造物)に対する現在かつ将来の脅威であり、命を尊ぶいかなる道徳的・宗教的規範とも根源的に矛盾すること、核兵器がいわゆる「未開の地」での核実験という、人種主義・植民地主義の産物でもあること、被爆者の勇気ある証しに私たちもまた応えるべきこと、コロナ禍と同様、核実験や事故による放射性物質の流出が健康・環境・経済に甚大な被害をもたらすこと、各国政府が核不拡散(NPT)体制の原点に立ち返って、核兵器禁止条約を批准すべきこと、を呼びかけています。

詳報(和文)および声明の本文(英文)は、MWCのホームページ(下記のリンク)より読むことができます。

https://mwc-cmm.org/stories/mwc-signs-statement-against-nuclear-weapons